長野の工房 工房野良

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季節の便り

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このところ、小淵沢(店)と長野(工房)を半分半分の暮らしをしている。
 お店で、八ヶ岳、南アルプスを眺め、家では北アルプスを眺めている。でも、同じ田舎でもとても違いのあることに気がつく。都会にいた頃、この2つの場所はそんなに違いはわからなかった。
 小淵沢は自然に囲まれているが、歩く人も、お店も全く都会だ。別荘地が多くあったり、そばには乗馬クラブ、アウトレットがある。お店には毎週、天然酵母パン、無農薬で野菜を作っている人が野菜を届けてくれる。散歩してる犬も違う。
 ほっとする部分としんどい部分。(これは何処でもおんなじだ!)
 小川村で歩いている人は日焼けして年齢を重ねたシワの顔のおばあちゃん、おじいちゃん。このような素晴らしい顔をした人が日本にまだいると思うと、うれしくなる。
 それぞれの「素晴らしさ」の中を今味わっている。感謝!

(2011年7月更新)

 5月1日より、小淵沢にお店を開いて、あっという間でした。長野の自宅は、今新緑で美しく、木藤がまきついて美しい姿になっています。
 朝起きるとカッコウ、カッコウと鳴いていました。以前はカッコウがなくと豆をまかねばと思いましたが、今年は畑も手つかずでそのままになっています。
 夜、寝るときはフクロウが近くの木から、ホゥーホゥーと大きな声で鳴いてくれました。からだがとても喜んでました。私がしあわせを感じるときというのはこういうことなのだと実感しました。
 お店は新しく色々発見できることも多く、勉強になります。
 マザーアースの中尾さんからのメールを読むとイタリアの食べ物はおいしい!えー、私もイタリアへ旅行しておいしい食事ができるのを楽しみに、、、。今はお店のことを考えなければ。

(2011年5月更新)

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 木々から新芽が出て、春を感じさせてくれます。やっと、お店がオープンできた。
 4月は2ヶ所のデパートに出展しながらお店の準備をした。
 タッサーシルクなどの布と糸、そして洋服とバッグを準備する。プラス、面白いものは友達の作り手が協力してくれた。
 あけびのかご、猫の人形、裂き織りの入った皮の財布などを展示することが出来た。
 スタッフはもとマザーアースにいたメンバーなので心強い。私が助けてもらっている。
 すべて流れるようにことが進んで、まるで準備されたかのように。
 お店の前には梨の花が満開。心が花の美しさで満たされる。

(2011年5月更新)

 やっと、春らしい日もある。
春のはじめ、ポタポタとひるまも雨が降ったように一日中音がする。この音を聞くと春だなーと思う。
まだ、雪が屋根に残っていて、それが融けて落ちる音だ。北アルプスもキラキラ雪が輝いている。
 いそがしかった数ヶ月分、2月はたっぷり休んで山の空気を吸っている。
 知り合いが30年以上小淵沢で草木染めのお店を開いていたが、急にイタリアに行くことになって、そのお店を引き受けることになった。もちろん、工房野良として。現在は骨董市などで、布、糸などのオリジナルの材料を販売しているが、これからはお店を中心にしていったほうが良いかと思い、始めることにした。すべて「流れ」にまかせ生きている私の、流れの分かれ目にきている。私の意志より、そういう流れがはたらいているかと感じて、決心した。オープンは5月になるが。
 「マザーアース」(前のお店の名前)の名に恥じないようにしていかなければ、、、、と大変楽しみ。
いまは待ち遠しい。

(2011年3月更新)

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