長野の工房 工房野良

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季節の便り

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 やっと春!桜、桃、菜の花が山一面に咲き美しい季節だ。なにより、眼が覚めるとお日様が上って、4時ぐらいから明るくなっているのがうれしい。早寝早起きの私は、眼が覚めて暗いのは身体が動きたくない!というので、ジッと布団にいるしかない。
 4月は私と連れ合いが狂言を習い始めて6年目になるが、その発表会が必ずある。衣装をまとい、能舞台で演じるわけで、この醍醐味のため1年練習しているのだ。最初はもちろん、古典をなにかやりたいとはじめたことだが、現実的に私はデパートで販売するときにとても勉強になると思った。声もはっきり、大きくでるようになり、少しはわかりやすくなったかな、、、、と思う。でも、数人のお客さんから前の私とは変わって、積極的になりすぎて、「どうしたの?」と疑問の声も聞かれた。染めと織りをはじめた頃、お客さんから「売る気があるのか?」と言われた頃に比べたら、おかげでわかりやすくなった。それも狂言を始めたおかげかも。狂言は日々の出来事をプラスにとり、面白おかしく演じているので勉強になる。今の吉本的な笑いの表現は私たちとピッタリでとても楽しく続いている。京都の茂山千三郎先生が飯田(長野県)にいらして教えて下さっている。日常から離れて、お稽古するのは楽しいです。長野社中は生徒さん募集中です。どなたでもどうぞ!

(2013年5月更新)

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雪景色を見ながらのんびりと色々なことを感じる。去年あたりから、冬でも雨が降ったり、春のような日差しがあったりして、地球がおかしくなってるなーと感じる。寒さもとても厳しい。
 雪の上を動物の足あとを見つける。この数年、私が住む山にも、シカ、クマ、イノシシがたくさんでるようになった。山奥に食べるものがなく里にでてきている。
 鉄砲撃ち(猟友会)の人達が怖い顔(?)して車にのってきたり、犬を連れて歩いてるので我が家の犬は吠えまくって忙しい。
一方、うちの猫たち4匹は雪が深いので外に遊びにいけないので家の中をかけ回っている。たまに外に行くと弱っている小鳥、もぐらなどを採ってきて皆でとばしたり、投げたりしておおはしゃぎだ。
凍って動かなくなった洗濯機をどうやって動かすか、頭を使い工夫してやっと使うことができた。でも数時間なのでまた、それを繰り返すしかない。
 田舎暮らしは知恵がいる。
春になるのが待ち遠しい。

(2013年2月更新)

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 あけましておめでとうございます。
しばらくインドに行ってたので長野は寒ーい、真白く美しい凍りの世界だ。
インドは、初めてホームステイをした。いつもの仕事のパートナーの家だ。
 その歓迎ぶりには感謝なのだー。次々でてくる、お菓子、料理。おいしいので、パクパク食べてしまって、ついにもう食べれなくなるまでお腹がいっぱいになってしまった。というのは、仕事の打ち合わせを数日間、朝から夜まで家でやっていたからだ。泊まっている家はサッシ、ガラスではないので、外の音がよく聞こえる。
夕方 子供たちの遊ぶ声、
深夜 犬の泣き叫ぶ声、
早朝 くるまの音、鳥の声、
朝  人の声、くるまなどなど
たしか、私の子供の時代も夜は犬をはなしたりして、犬が歩いていた。なつかしい情景だ。
ワークシェアーというのだろうか、家庭に洗濯機がないので、洗濯ものを洗いにくる人がくる。そして、若い女の子は家事の手伝いをしにくる。ものにたよらず、人がやる。なにか基本的なことをインドにくると思い出す。それにしてもインドは、人の声も大きいし、よくしゃべるし、とてもにぎやか!
 ほとんどの人が信仰を持っているインド人、もたない日本人。「神」というのは地球、自然の流れのような気がする。人が大事なものを忘れかけていく今の世の中とインドとの違いが、行く度に感じる。
 帰国して、さっそく餅つき。
 長野は今日も雪、真っ白い世界。朝焼けが美しい。

(2012年12月更新)

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 紅葉がきれい!
久しぶりに知り合いに会いたいのと木曽御岳を見たくて出かけた。御岳は20歳ぐらいの時、何回もきた。木曽の峠を朝から夕方までもくもくと歩いた。ほとんど御岳が見える峠だ。久しぶりにきた御岳は雄大な姿でかわっていなかった。でも、私がかわったせいか、昔のように心にしみいるようなものが感じられなく淋しかったが、人は昔の自分にはなかなかもどれない、本当に「今」しかないのだと痛感した。帰りに、18年くらい前、高山に月一回お話を聞きにいったチベット密教を教えてくださった人の処に寄らせていただいた。チベット密教といっても、当たり前の仏さまの教えを伝えていただいて、ふだんの暮らしの中ですっきりとした空気を吹き込んでくれた。自分しか見えていないことに気づかされた。朝日村にほとんど御自分一人で自宅兼寺を建てている。家の中に仏塔があり、奥さんとコツコツまだ作り続けている。すごい!
 帰りに野麦峠を車で走った。ここも昔、一日歩いて日が暮れて、周りに民家もなくあわてていたところ、軽トラがきてのせてもらい、日和田村のその人の知り合いの農家に泊めてもらった。なつかしいところだ。カラ松がとても美しかった。

(2012年11月更新)

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