季節の便り
家の近くの山を歩いていたら竹の子の頭を見つけた。「あれ?これから竹の子の季節だっけ?」「つい、この前竹の子見つけたばかりなのに??」なにか、一年があまりにも早すぎてピンとこなくなってしまった。でも、早速1本、2本取って行くうちに止まらなくなって、崖の少し上に太い竹の子の頭が見えると「よし、あれも取ろう!」。崩れかかっている木の根っこに足をかけて2歩、3歩登ったところで、ズリズリズリー体ごと地面にとおちてしまった。私もヤワになったものと痛感。早速取った竹の子をゴマ油で炒めて食べた。旬のものを食べると体が喜ぶ。
先週2人で釧路の娘の牧場に行った。空港から家まで車で1時間半ぐらい走るが、家がほとん
ど見当たらない原野を走って家にたどり着いた。自分の牧場を始めて2年目。50頭の牛の1日
2回の乳搾りにもずいぶん慣れていた。でも来月からは牧草作りが始まり、子牛の出産も続くの
で、今はひと息みたいだ。周りは地平線がみえる大草原の中の家に、家族3人が牛と共に幸せに
暮らしている姿を見て、ホッとした。
(2016年2月更新)